ほりしんのブログ

お酒が大好きな筋トレ野郎が気ままにブログを更新。映画のレビューをよく書くよ!

読書 『何者』 朝井リョウ ~自分は何者!?~

8月に入りました。

この酷暑の中、就職活動が本格的になり大手企業の採用が始まりました。

私もバイトでスーツを着用しなければならない日がありましたが、もうヘロヘロです。この暑さの中スーツを着て面接に臨んでいる人は本当に身体大事にしてください。

スーツじゃなくていいって書いてあるなら、スーツじゃなくてもいいって素直に受け止めましょう。

 

さて、本日は就活がホットな時期になり、自分も就活生としてとても気になっていた朝井リョウの「何者」を読みました。

 

何者 (新潮文庫)

何者 (新潮文庫)

 

 

 

朝井リョウといえば『桐島、部活やめるってよ』で一躍有名になった著者ですが、その後も色々な賞を取り、この『何者』も直木賞を受賞した作品です。

 

物語のあらすじとして

就活の情報交換をきっかけに集まった、拓人、光太郎、瑞月、理香、隆良。学生団体のリーダー、海外ボランティア、手作りの名刺……自分を生き抜くために必要なことは、何なのか。この世界を組み変える力は、どこから生まれ来るのか。影を宿しながら光に向いて進む、就活大学生の自意識をリアルにあぶりだす、書下ろし長編小説。 新潮社より

 就活を軸にして、友達?(就活生)たちが、「内定」を目指す課程でお互いがどのように思っているのか、どんな風に物事を考えているのかというのを描いています。

普通に就活する者・自分を飾ろうとする者・就活を敵対視するもの・意識高い(笑)みたいなやつなど実生活で本当にいそうなくらいリアルな本でした。

そして、この本のリアルさをより引き立たせているのがTwitter。みんな普段ツイートとかしてますよね。僕もしています。

気持ち悪く、またいやらしいくらいリアルです。

文中に出てくるツイートで以前自分が似たようなツイートをしたと思った人は誰しも、うわあああああああああって少し恥ずかしくなります。(僕も割と恥ずかしくなった)

 

見てて痛々しいんだよ、お前

この本はもしかすると朝井リョウさん自身が学生の時に思っていたことを本にしたのかもしれません。それくらい僕ら世代には共感できる要素がたくさんあります。

僕が前から思っていたことをそのまま代弁したような文章もいくつかありました。

例えば、人脈関して

人脈を広げるっていつも言っているけど、わかるか、ちゃんと生きているものに通ってるものを「脈」って言うんだよ。お前、なんかいろんなアフターパーティーとか行ってるみたいだけど、そこで知り合った人たちと今でも連絡取ってるのか?いきなり電話とかして会いに行けるのか?それ、ほんとうに人「脈」って言えるのかよ。

そしてSNSの発言に関して

ほんとうにたいせつなことは、ツイッターにもフェイスブックにも、メールにも、どこにも書かない。ほんとうに訴えたいことは、そんなところで発信して返信をもらって、それで満足するようなことではない。

なんだか見ていてこのブログを思い出しました。

就活の面接で語られる言葉やSNSの言葉は本音もあるでしょうが、着飾っているものが多いのも事実。僕の周りの就活生も「自分はこういうキャラでいく」と作り上げている人もいます。そうやって自分以上の自分を作りあげようとするものに対して「お前痛いぞ」ってdisってる感じがしました。

 物語の最後、ものすごいdisりの嵐が待っています。

これは本当に面白い。

 

学生には一度見てほしいなって思う本ですし、これを見て自分は「何者」なんだろって考えてみるのも悪くないなと思います。

 

 

 

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